巻き爪手術に爪母全切除法というものがあります。
爪母を全て取ってしまうため、爪自体がなくなります。
しかも、もう生えてきません。
巻き爪治療の最終手段のような気もしますが、
もう巻き爪で悩むことがありません。
爪がなくなり、歩行に支障が出ると心配される方がおられますが、
全く歩行に問題は起こりません。
むしろ巻き爪に悩まなくて済みますので、
快適に歩行ができるようになります。
爪母全切除法のメリットとは?
どんなに重度な巻き爪でも完治します。
しかも、再発率は0%です。
保険適用されますので、比較的安価な費用で
手術が受けられます。
術後翌日から入浴することができます。
デメリットは?
デメリットは、爪が二度と生えてこなくなるため、
見た目に問題がでます。
入院にはなりませんが、
術後2日間は安静にしておかなければならず、
また、3週間は運動や長時間の歩行は避けた方が良いです。
どんな人に向いているのか?
爪母全切除法は、他の治療法で再発してしまった方や
重度の巻き爪の方に向いています。
また、糖尿病を患っていたり、
下半身まひの方に向いている術法となります。
逆に向いていない人は、
爪は残しておきたいという方になるかと思います。
といっても、この治療法は爪を剥がすことでしか治療できないと
判断されたときに行われるのですが、
医師と相談しながら治療法を決めていくと良いかと思います。
治療費や治療期間は?
費用は保険適用で15000円~20000円程度かかります。
治療期間は、2~3週間程度で
術後2~3回程度の通院が必要になります。
術後は7日間程度の鎮痛剤が処方されます。
それだけ痛みが残り、また安静にしていないと
いけません。
爪母全切除法で治療できるところが何科かというと、
基本的には皮膚科をお勧めいたします。
他に、外科や整形外科、形成外科などでも行えるかと思います。
お近くの病院で聞いてみましょう。